緑内障
緑内障とは
緑内障は視神経が障害され、見える範囲が徐々に狭くなる眼の病気で、病気の進行を放置すると失明に至る恐ろしい病気です。
2001年の緑内障疫学調査では、40歳以上の有病率は5.78%と1989年の3.56%をはるかに超えた数値となりました。しかも、眼圧値が正常範囲内にあり眼圧以外の要因が発症原因である正常眼圧緑内障がその多くを占めていることもわかりました。よって眼圧値が正常だからといって緑内障を否定できません。
40歳以上の約20人に1人、国内では推定300万人が緑内障患者であり、このうち90%の人々が緑内障の診断、治療を受けていない状況です。
障害された視神経は元に戻す方法はなく、緑内障の治療は病状の進行をくい止めることが目標となるため、初期段階での治療の開始が必要となります。しかし、多くの場合自覚症状がないため、特に早期の発見が重要課題です。
当院では、眼圧検査、眼底検査に加え、緑内障の進行具合などを判定する視野検査を行うためのハンフリー視野計も設置し、緑内障の早期発見、早期治療に努めています。
視野検査とは?
視野の異常をみることで緑内障をはじめ、多くの目の疾患がわかります。緑内障では視神経の障害はゆっくりと起こり、視野も少しずつ狭くなっていくため、初期は自覚症状を感じることは殆どありません。定期的に視野検査を行うことで、緑内障の進行を知ることができます。
当院では、眼圧検査、眼底検査に加え、緑内障の進行具合などを判定する視野検査を行うためのハンフリー視野計も設置し、緑内障の早期発見、早期治療に努めています。
視野計の内側に顔を固定して中心のマークを見つめ、周辺に出現する小さな光が見えたら、手に持っているブザーを鳴らして、視野の範囲や欠落部を調べます。片目ずつ行ない、両目の検査が終わるまでに15分前後かかります。
ハンフリー視野計による視野検査データ
正常な視野 | 緑内障(中期)によって狭まった視野 |
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緑内障検査のほか、様々な眼の疾病に対する健康検査を承ります。
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